嫌われる勇気 その2

GW中に2回読んだ。

読んだ感想として、「自分への執着」がとても強かったのだろうと自分を振り返って思う。

オンラインのみで友人らと会話した際、どうしても一人に対して感情的になってしまう存在がいて、それと絡めて自分への執着を整理したい。

  • 彼は頭が良く1を言って10分かるタイプ。
  • 普段からよく考えて広く物事を見ている。
  • 普段から色々な人と積極的に関わって情報交換をしている。
  • コミュニケーション能力が高く、また観察眼も高く人物把握もさっとする。
  • 情報を統合してそれを言語化してクリアに発言できる。
  • そのため自分の考えをスラスラ言える。
  • あるいは議論が始まるとすぐに問題を把握して解決策をスパッと出してくる。
  • そこまでの問答も要領を得たやりとり。

 

一言で言えば、才能がある人物だ。

他方ネガテイブな面だと、

  • 私のことを小馬鹿にするところがある。
  • 能力主義であり自分より能力がない人間をバカにする。
  • 勝ち負けにこだわり、自分が勝ることを示すため相手を打ち負かそうとするところがある。
  • 割と陰湿なところがある。
  • 嫉妬深い(気がする)

 

というのが挙げらるのだが、これらは全て、自分の劣等感に根ざす受け取り方だと思う。

自分にはないものを持っていて、すごいなと思うものの、それを素直に認められずむしろ対抗するところが私にある。例えば、彼が先の展開を予想してこうなる、という意見に対して、自分はそこまでクリアに予想していない、あるいは言語化できておらず、その自分に対する甘さや浅さに腹が立ち、彼の意見を素直に受け取れず悔しい気持ちになる。これって私が勝手に抱いている気持ちである。

つまり、自分にないものを相手の中にみて、自分の小さなプライドが傷ついて、感情的な気持ちになってしまう。だから相手の反応も悪いものになる?

これがすごく嫌で、これって結局、自分のことしか考えていない、自分に執着している状態なのだと気付かされる。

彼との関係だけでなく、職場における仕事のやり方についても、自分に執着している、というのは大いに当てはまりそうだ。

 

これを変える。自分の人生を選び取るために。

もっと生きやすくする。自分に執着した結果、こうした嫌な感情や自分勝手な考えを持ち続けて、自分で悩みを作って生きづらくしているのだと気付いた。

人生はもっとシンプルなのだ、と本では言っている。

自分への執着を手放して、他者へ関心を向ける。

他者を信頼し、他者貢献をもっとしていこう。

もともと私は理想論的なところがある。リアリストになりきれないロマンチストな面がある。それを活用して、他者を信頼する。縦の関係から脱して、横の関係を築く努力をすること。

自己受容を進めるために、他者貢献に目を向けよう。

ないことを嘆いて現実逃避するのではなくて、あるものに目を向けてそれをどのように使うか、について考え行動を続けたい。

その行動を進めるものこそが、勇気、なのだ。

 

勇気をもって、「いま、ここ」を踊ろう。挫けず、実践あるのみだ。

 

頑張れ俺!