感情

僕の感情は複雑のように思えていたが、単純なのかもしれない。

 

自分の都合通りにいかないと、腹が立つのだ。

 

上司と会話し、仕事に対するあれこれの懸念や考えを会話していったときに、上司を落ち込ませてしまった瞬間があり、それはきっと自分の想いや方針が僕に十分伝わっていない、時間が経っても変わらない、ということに気づいて、孤独を感じた、のではないのだろうか。そこで思うことは、自分は保守的な考えだな、それはなぜかというと自分のやり方を変えたくないからで、それは自分が大変になることを避けようとしているからかな、と思う。大変なことは避けたいよね、楽したいよね、それは分かる。一方、何が仕事にとってベストなのか、目指すものは何なのか、の視点を欠いていないかと思う。そして、落ち込ませてしまった上司に対して、ちょっと申し訳ないというか、同じ方向をほんとうの意味で見れていないことへの反省というか。そこの中身に対する上司と僕との間の理解不足あるいは消化不足あるいは方針の微妙な違い、というところ。

そして、夜に違うtopicで、でも同じ類の話になったとき、私の言っていることはわかる、でも逆にこれをチャンスととらえてガラッと変えられないか、というところを上司は言っている。そしてそのことでより良い仕事、というものを考えている。

なるほど視野としては自分よりも広いのだな。僕は内向きばかり考えていたし、もっと言えば自分が大変にならない、変わらないように考えていた。

 

そう、自分がこのままで良いように、変わらないように、という自分に向いた思考が、いまの自分には強い。

妻へのサポートも同じ問題だ。家事の手伝い。夕食のためのメニュー作り、材料の買い物、栄養を考えた選択、料理。これを毎日やるのはしんどい。度々料理をしてくれないか妻に話題にあげられて、そのたびに協力すると言いながら、実際にやってくれることは少ない、と怒られた。口だけで実際の行動がみられない、と。

凹んだしムッとした。なぜか。正面切って否定されると腹が立つよね。

これってプライド、かな。

頭では妻が言っていることは分かるし、家事に参加したほうが良いし、と思うのだけど、感情としてムッとしてしまう、小さな男な状態になっている。

これは、自分を変えたくない、このままでいたい、という内向き思考の結果、なのかもしれないと思った。

 

僕は自分のことを変えたくないんだなぁ。いまのままでいたいんだなぁ。

いまのまま、というのは僕の個性が変わる、というわけではなく、自分の行動を変えたくない、いまの生活における行動、その繰り返し、を変えたくない、のだなぁと。

 

でもそれって、当たり前だけど、だから何も変わらない、のだよね。

変えるには、変わるしかない。行動を。

 

そう考えたのなら、行動を変えよう。シンプルに行こう。