そろそろ

2020年は新リーダーとして色んな気を配った。その結果それぞれの「変わらない」部分を目の当たりにしたし、どうにも上手くいかないことも経験したし、何より管理職の代行を経験してプレッシャーの日々を過ごした。リーダーシップに関しても学ぶ時間があり、それによって得られた収穫もあった年だ。

2021年はそれを実践した年でもあった。具体的にはメンバーへのフィードバック、承認欲求を満たすことや、メンバーそれぞれに任せる、ということを積極的に行った。適材適所で有機的に動けるようイメージしながら接し、一定の成果は見られた。

さて今年2022年はというと、結局のところ自分の観点なりこだわりなりを手放せずにいる。「どうしてこうやって動けないのか、なぜ受け身なのか」という他者への不満を募らせてしまう事が多い。昨年は手放す、ということをなるべく意識したが、どうにもそこを乗り越えられていない。

さらには、自分が思うチームのあり方であったり方向性について、メンバーと共有しきれていないことに不満があるし、共有したとしても、その実現のためにやっていこうよ、ということになる見込みは無さそうだ、という諦めが先行してしまう。

Face to Faceで主要メンバーにそのことを相談しようともした。しかしそういう時に限って大きな問題が発生してその機会が失われてしまったりする。その代わり、その問題にチームで連携して対応ができたことで、本当に必要な時に必要なことはできている、という確認ができたので、それでいいと思ったのだ。

しかし、日常に戻るとやはりもともとの燻り・不満が再燃する。

結局のところ、メンバーのことを信頼しきれていないのと、自分の思う通りにならないことへの不満という独りよがり感なところがある。

 

しかし一方で、先日違うチームのメンバーから、「かくあるべき」という議論があり、「あ、やっぱりそういう意識を持っている人はいるんだよな」という気づきにもなったのだ。

そのことで、仕事に対する意識について改めて「こうしていったほうがいいんじゃないの」という気持ちが蘇ってきている。

 

2021年、人に任せて、自分は後ろから、というスタンスを経験したが、辛い感じもあった。ああしたい、こうしたい、という自分のやり方をぐっと押さえること。しかし「かくあるべき」というところは伝わらないし実現しない。

2022年、チームをどうしたいか、というところについてもう一度チャレンジする必要があるだろうか。自分のwantや本音は何かと考えた時に、なかなか出てこないのだが、ずっとくすぶっているのは「メンバーそれぞれが主体的に関わり、より良いものを作っていく」という関係性と実現力のあるチームになること、がある。

相手のことを批判して否定していても何も変わらないし嫌なヤツになるだけである。

なりたい姿になったときのように自分自身は行動していく必要がある。そこに誰もついてこないなら、やはりそれまでだ。