持っているものを活かす

先日、小林弘幸さんの「整える習慣」を読んだのだけど、そこに「自分の力を最大限活かす」というようなことが書かれていた。

自分にないものばかり見るのではなく、その前に、そもそも自分が持ってい力を最大限出せているだろうか。そんなことは少なくて、いつもなにかに振り回されていたり調子が崩れたりしていないか。

自分のコンディションを整えて、持っている力を最大限活かそう。そんなことが書かれていた。

これはとても私に良いメッセージだなと思って、ふと思い出すことが度々ある。

今もそうだ。

アマゾンプライムセールを見ていたら、真空管アンプが安くなっていて、必要かと言えばそうではなく気にしないようにしたのだけど、でも気持ちは真空管アンプの音を聴いて楽しんている自分を想像した楽しみに向かってしまっていて、どうにもそれを振りほどけなかった。つまり、欲望の力を活かして、ぽちったのだ。

そこから、再び音楽を聴こうと思うようになって、そして良い音で聴きたくなって、アマゾンプライム会員である私は、アマゾンミュージックHDに加入した。

すると、いままでMacで使用していたアンプがあるのだけど、どうやらこいつの性能を十分活かしていなかったことに気づいた。高いサンプリング周波数をカバーしているのに、一番低いモードでしか聞けていなかったのだ。

例えるなら、フェラーリに乗っていて40kmくらいの速度でトロトロ走っているようなもの。

で、使用しているMacではうまいこと切り替わらず、使用頻度の低いミニPCで環境つくってみたら、高い周波数モードをカバーしてくれた。これでHDの音質を楽しめるようになり、真空管アンプを試す前に、これで色々と聞いているところだ。

 

こうした事を例にすると、持っているものを活かせていない、というのは私には多々あるような気がしてくる。

自分が持っているものを使いこなしているか、活かしているか。

この視点は引き続き持ち続けていきたい。