とある休日

子供の成長というのはその時々にしか観察できない一過性のものなのだろう、と思っていてもその事の重大さは身に染みてはいないので分かってはいない。

それでも、自分では何もできない、生まれて数ヶ月のこの時期は、いま今しかない、いまが一番可愛い、というのはよく聞く言葉であり、そうなのかもしれない、と思うこともある。

夜な夜な、妻と二人でその日の子供が如何に可愛かったかをお互い振り返る時間。

これが習慣になっている。

思い返して改めて子供の可愛さを味わう時間。

その時は余裕がない場面もあるからこそ、こうして振り返って可愛さを再確認する時間によって愛着もまた強化される。

 

こう考えると、「いつ振り返るか」だけの話であって、「いつだって子供は可愛い」のが真実だと思う。

 

これからどんどん自我が育って生意気になって憎たらしくなって大変になっていくのかもしれない。

そうであってもそれもまた振り返りポイントの一つになりそうだ。

すると時間軸の違いであり、振り返れば「いつだって子供は可愛い」のだ。

そしてそこに一貫して大切なのは、「ある程度自分に余裕を持つこと」と「奥さんと子供、両方を大切にすること」だ。

 

自分の子供に愛情を持てない人がいる。

それはいろんな文脈があってのことかもしれない。

一方で自分は自分の子供が可愛いと感じる事ができている。

そう思える文脈に感謝したい。

 

そう思える休日に感謝したい。