今年は静と動の両方があった一年だった。
仕事の面ではざっとこういうことを繰り返し考えていた。
- この先、技術的な自分の成長に外的にも内的にも伸びしろを見いだせないし、そのモチベーションを失ってしまっている。
- そのため、この仕事をこのまま続ける気力があまり沸かない。
- かといって何か他にやりたいことも見つからない。
- 責任のあるポジションに就きタフな仕事をやる、という気力も沸かない。
- そもそも仕事の意義、やりたいと思ってやっている、という部分がない。
- とはいえ現にある仕事に対してどう接するか。
- 去年頃からリーダーとしてメンバーの成長を考える、という視点を持ちコーチングを学び始めたのが今年。
- チームにおいて、メンバーそれぞれが主体的にかつ私がいなくても良い連携がとれるよう、各自の経験値をあげ成功体験を重ねてもらうことを一年意識した。
- その結果、良い感じにチームは回っている。
- 私自身もコーチングを学んだことで、コミュニケーションの質、接し方も変わったと思う。
- 実際にやっかいな問題に対して、コーチング的な問いかけを実践できた場面もあり効果的だった。
- メンバーが活躍できるようその足元を支えている、というイメージ。
- 一方で私自身の成長はなにか、私が直接やらなくなったことで感じる消化不要のようなものを感じる。
- 結局自分でやって自分で成果をあげたいのかもしれない。
- すると後ろから管理するよりも、自分が全面でやりたいのか。
- しかしそれでは自分のステージが変わらない。自分でやる、のではなくチームとして結果、成果を高める方向を考える。
- 自分個人の力を高める方向か、チームの力を高める能力を磨く、つまりリーダーとしての力を磨く方向か。
- 自分個人だけの範囲で考えたほうが楽。でもそれでいいのか。
- 結局自分のやり方でやりたくなるし、全体を見て細かいところ含めて口を出したくなってしまう。
- 自分個人の範囲だけを考え、他の人の範囲、全体を見ない。あるいは見ても知らんぷり。あるいは手伝う。その程度は人それぞれ。
- 結局全体を気にして見てしまうから、だったらリーダーの力を磨いた方が、ストレスが少ないのではないか。
- 責任を避けて、自分の世界に閉じこもる、は成長がないと思う。
- だから、やはり成長を求めるならリーダーの道を歩いたほうが良い。
- 責任や拘束は嫌だ。会社の言いなりも気分が悪い。
- 面倒やしんどい場面は避けたい逃げたい。しかしリーダーはそれに対峙しなくてはいけない。
- どっちとる?
みたいなことをぐるぐると考える一年だった。
楽して稼ぎたい。楽して良い所取りしたい。
そうした下心を抱えたまま待っていても、何も起きないことが分かった一年でもある。
なら、行動するしかない。
自分のこと考え続けても答えがでない、覚悟が決まらない、のなら、動くしか無い飛び込んでみるしか無いやってみるしか無い。やってみないと分からないから。
プライベート面では特に後半生活がガラッとかわってからこういうところだ。
- 子供の誕生というサプライズ
- 生活が一変した
- 子供と妻のケアが大切
- 優先順位が変わる
- 自分の時間がなくなる
- できなくなることで、やっておけばよかった、と思うことが多々ある
- 自分のエゴが多いことを自覚。
- 人との関係づくりにおいても、自分の性質を自覚。
- 自分から心を開いて、相手との継続的なキャッチボールをすることが苦手なことに自覚。
- それで自分の世界に閉じこもってしまいがち。
- それだと成長に限りがある。
- そしてそういう時間に飽きた。
- 傷つきたくないから行動しない自分。
- でも自分の世界を広げたいし自分をもっと楽しみたい。
- そのためには傷ついても歩みを止めない、やってみる。続ける。そういうことが大事。
- 子供はめちゃくちゃかわいい!
コロナの世界で、妊娠中の生活はめちゃめちゃ気をつけるし、出産後は家事育児の大変さんを日々感じているし、色んなことを知るようになる。
自己分析多めな一年だったし、強み弱みも自分で腹落ちするようになってきたし、そうした自分の個性を受け止め、その個性をどう活用していこうか、そしてもっと楽しく生きていきたい、みたいなことを考えている。
楽しく生きる。それが自分のテーマ。
楽して生きる、のではない。楽しても楽しくないことはちゃんと沢山ある。
楽なことがそのまま楽しいと思える感性ではなかった。
もちろん感情や心理では楽なことを求めてしまう。
楽なこと求めるのは簡単だし達成しやすい。でも楽しいことはある程度の努力が必要だ。
だから達成には時間も労力もかかるから、楽ではない。
今年一年、自分が楽しいと感じたことはどんなことだっただろう?
- 国内旅行へ行ったこと
- 妻と一緒に良いホテルで良い食事をして二人で良い時間を過ごせたこと
- 子供が機嫌よく笑ったりはしゃいだりしている時間
- 同期と議論している時
- コーチングでクライアントと対話している時
- それら会話の中から発見がある時
- 買いたいものを買う時
- 人と会話している時
- お酒飲んで音楽聞いている時
- 動画編集している時
- 良い写真が撮れた時
- 久しぶりに家族で集まれた時
何らかの体験や経験が多い。人と何かを共有することや、自分の世界や、学び発見、そういったものが楽しい。
今年を振り返ると、内向きな傾向が強かったと思う。
来年は、外に向かって働きかけていくことを増やしたいし、それはつまり行動/アウトプットを増やそうということだ。
自分よがりになっているきらいがあるので、もっと自分の世界をオープンにして、人と接して世界を広げたいと思っている。なかなか行動に移せないのだけど。
来年は、そこのところをもっと磨いていき、楽しみを自分から増やしていきたい。
今年一年お疲れさまでした。
来年もよろしくお願いいたします!